地図をつくる仕事をしていると、どこまで描き、どこを描かないか、という問いにいつも戻ってくる。情報を足すことはいくらでもできる。けれど、足しすぎた地図はかえって何も語らなくなる。
余白は、見る人が自分の足で歩くための余地なのだと思う。すべてを示された地図より、少しだけ空いている地図のほうが、遠くまで連れて行ってくれる。
静かな地図を、これからもつくっていきたい。